作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

Super Star

  この世の中にはスターと言われる人達がいる。俳優やミュージシャンやスポーツ選手として活躍している人達。今のスターは本当にスマートだ。身長が高くスラッとしてる。おまけに歌が上手い人までいる…それに対して昔のスターは今とはちょっと違う。スマートと言うよりは無骨。昔のスターを映像とかで見てると、カッコいいなと感じるんだけど、なんか違和感を感じる。例えばミュージシャンなら

ジョンレノン
マークボラン
フレディーマーキュリー
ジェームズブラウン

映画俳優なら
ハンフリーボガード
ジョントラボルタ
石原裕次郎
勝新太郎
松田優作

  いずれもスター中のスターなのだが、違和感がてんこ盛りである。それはどこかカッコ悪さが同居しているから。なのに顔から強烈な自信という圧が出ている。だからなのか顔が大きく感じる、実際に大きいかw これらのスターはスマートなカッコ良さで無く、強烈な個性で人を圧倒するカッコ良さなのだ。

  先ほど挙げたスーパースターを今映像で見ていると笑えてくるものがある。時代なんだろうけど、コミカルに見えると言うのか。例えばジョン・トラボルタなんてあの浮世離れした顔といい、あのヘタウマなダンスといい。でもなぜかカッコ良く見えてくる。挙げたミュージシャンもジョンレノンのビートルズ以降の独特なファッションセンス、マークボランの気味の悪さ、フレディーマーキュリーの上半身裸でサスペンダー、ジェームズブラウンの彼にしかできないダンス。ダッせーと一瞬思うんだけど、その堂々とした強烈な個性にいつのまにか引き込まれている。挙げた俳優の方たちも同様である。で、この違和感は普通なら欠点になるんだろうけど、突き抜けると強烈な個性となりカッコいいのだ。そして見てる方も完璧な人間よりも共感でき、真似もしやすい(これは男性に特有のものなのか、同時代の女性のスターにはこの違和感は感じない。昔から大女優は完璧な美しさだ。)

  最近はこの違和感を感じるスターは少ない。みんな普通にかっこいいしダサくない。しかしこういうカッコ良さは真似したくてもできないんだよね。だって生まれ持った容姿がいるから。それに対して違和感を感じるスターは個性的なのでその部分は真似しやすい。だからかモノマネの人やフォロワーの人達が存在する。人は違和感があるものの方が印象に残る。食べ物でも臭みや苦味など違和感があるものは高級品に多いし、ものでも使いやすいものより扱いにくいものの方が面白い。完璧な美人よりも少し間の抜けた感じがあるほうがいい、これは自分の好みかw  いずれにしろそういうところがクセになり愛着が出る。

  ところで僕は顔がでかい。僕が持ってる違和感に当たる部分。だけど圧はない。スター性もない。倣って圧を出そうかと考えてはみたものの圧を出すと、人は寄り付かなくなるものなので、出すんであればそれなりの決心が必要だ。中途半端はダメでそれを越えた先にスターの道がある。でも別にスターを目指している訳でもないし、そこまでの覚悟もない。スターのジェットコースターのような人生に乗っかったとしても途中で簡単に振り落とされるだろう。スターは孤独だし。怖い怖い。スターの真似をしている素人が一番幸せなのかも。しかしリトル何某というモノマネ芸人は、ネーミングとしては絶妙だなぁ。本人を決して超えないという意味で。

  最近時代劇は世代交代が進んでみんな顔が小さいなぁと見てて思う。それに比べて昔の主役張ってた俳優さんは顔がでかい。顔面から出てくる圧も半端なかった。それにびびって悪党が怯むパターン、好きだったなぁ。こういう顔で演技する俳優さんはこれからはあまり見られないのかな?金八先生も顔がでかいから説得力がある(ように思うw) 顔のでかいヒーローがもっと出てきて欲しい。なんか仲間のようで安心できる。あっ結局話が顔のでかいことは良いことだと思いたいという内容に変わってしまった…