作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

残酷な天使のテーゼ

人は自分のやってきたことを、人に強要したがる。


それがいいことならまだマシなんだけど、良くなかったことでも、自分はやってきたからと人に強要する。最悪は一見良さそうで実は良くないことを、強要でなく薦めること。おススメと言われると選ぶよねw


強要。

セクハラ、パワハラはその一端だろうし、世の中には悪しき慣例が残っている。その慣例自体そんなに意味を見出せないことなのに、儀式のように続いているものがいくつかある。その1つにリクルートスーツがある。


リクルートスーツを着ることにどんな意味があるだろう。思いつくのは、本人にとっては社会人になるにあたっての気持ちの切り替え、まぁ成人式みたいな部分。会社にとっては、入社後の勤務イメージがしやすい。もしくはスーツを着れるかどうか(「こんなん着れるか」って奴を除外)、ルールに従順かどうかぐらい?面接でリクルートスーツを着ることに全く意味がないとは言わないけど、割とデメリットの方が多いようにも感じる。それはみんな同じ格好をしてるとみんなが均一に見えて、その人から醸し出てくる人間性を見逃す可能性が高くなるからだ。


最近とある会社の人から、仕事がイマイチな従業員の話を愚痴っぽく聞かされた。仕事が遅い、期限守らない、コミュニケーション能力がない、不潔、爪を噛む、挙動不審、寝る、プライドは高い… うーん、話を聞く限りでは救いようがないw
その会社の他の人にもその従業員について聞いてみたが、同じ事を言うので、みんな同じ風に感じる子なんだろう。ただそう愚痴を言いつつも、なんとか一人前にしてあげようと言う気持ちも持たれてて、色々と努力されてるようだった。
入社面接の時にそういうことを見抜くのは難しいんですかね?と尋ねてみると、わからないよねぇと。

 


面接での騙し合いの要素は否定するつもりはない。面接をする側も受ける側も、良く見せることはテクニックなのでお互いさま。受かった者、採った者勝ちである。しかしみんな同じ新品のリクルートスーツを着て来られると、絶対見落としてはいけない何かを見逃す。


自分が思う人間性が垣間見えるのは
・お酒の席
・お金に対する考え方
・普段着の格好(身だしなみ)
である。いずれもその人のキャラが滲み出てくる部分である。案外こういう人なんだと感じる瞬間。しかし面接ではこれら全てが見えない。いや蓋をされてる。そうなると判断基準が言葉と表情だけとなってしまう。面接テクニックを付けてる子ばかりなので、その仮面の下に隠れている癖を発掘するには、面接する側もそれなりのテクニックがいる。

まぁそもそも面接だけで人を判断することは難しいことなんでしょうね。プロ野球のドラフトのように長い期間観察できるにもかかわらず、入団後に花を咲かせない選手が多いのに、面接だけで何がわかるっていう。

 

無難なタイプは無難。改革するタイプは変態。これはいつの世も変わらない。そう考えると件の子は独特な部類なので、もしかしたら覚醒して大化けする可能性がある??そうなるといいですねぇ、役に立たないと思ってた奴がいざという時役に立ったという話は好きですよw(他人事)