作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

ぶんぶんぶん

秋。日中も過ごしやすい穏やかな気候は何かに集中して取り組むにはいい季節である。そんな中、夏の残党がまだ活動している。蚊である。今ブログを書いてる最中も自分の目の前を何の警戒感もなく通過する。流石に夏ほど活発な感じはなく、放って置いたら左手小指に刺しやがった。なんでまたそんな末端を指す?もっと美味しいところあるだろうに。

 

蚊。なんで虫へんに文なんだろうかと、漢字の由来を想像してみた。まさか飛んでる時の「ブーン」じゃないよなと、ネットで調べてみると正解だったw そんなもんなんだ。

 

しかし蚊というのは、とてもリスクの高い生き方をしている生物だなぁと。見つかったら一瞬で殺されるにも関わらず、果敢に獲物に突進して血を吸う。そしてその勇気の跡を誇示するかのように痒みを残していく。まるで人類未踏の地に冒険者が旗を立てていくかのように。

 

蚊を見ていると、生き物というのは食うか食われるかというのが本質なんだろうなと再認識させられる。生きるためだったらなんでもする。無慈悲なまでに。手段を選ばない。この人はかわいそうだから刺すのはやめてあげようなんてことはしない。かわいくても刺される。美味しそうじゃないからはあるだろうけど(防衛手段として不味そう、ヤバそうはありだよねw)

人間も少なからず蚊のような生き方をしている人がいる。一か八かの戦いを挑む人達。格闘技どころか、兵士だったりゴルゴのようなスナイパーだったり。はたまたギャンブラーだったり、デイトレーダーだったり。勝たなければ生きていけない世界。負けたら終わり。

 

一方人間の世界は宗教的な考えが浸透しているからなのか、戦い合うのではなく互いに生きやすいように生活ができる、いや人はできるだけそう努めている。それが100%機能しているわけではないが、日々戦わなくても生きていける。それはお金と同様で、人を信用してるから社会が基本成り立っている。なので人を信用できなくなったら破綻する。まさにバイオレントムービーの世界に突入する。

 

今の世界のゴタゴタ、なんかそんな感じがする。国同士、人種同士、宗教同士で信用が欠けているように思う。だから不信感が募って、それが元となり怒りから悲しい出来事が各地で起きているように見える。

 

蚊の話から飛躍してしまったが、蚊とは信用を築くことは無理でも、同種である人間同士であれば信用は築けるはず。そのためには理解することが大切なんだろう。違いを理解するのは大変だけど、その気持ちを少しでも意識するだけでも変わってくると思う。なるべくでいい。それが少しずつできるようになれば、今世界で起こってる問題も解決に向けての糸口が見えてくるのではないか。蚊ですら蚊同士で刺し合いはしないんだから。人間なんだからね。一人一人がやろうと思えばできることだし。

そんなことを考えてる今も小指が痒いw