作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

コンピューターワールド

夏休み期間中、作った曲のミックス作業を試行錯誤しながらやっていたが、慣れない作業のストレスなのか、とうとう脳みそがパツンパツンに固まってしまったので、リフレッシュを兼ねて1日温泉がある街までドライブに出かけた。


三重県のとある忍者で有名な街の温泉に行く。車で山を一つ越えて、降りたところをさらに奥に進んだところにある。ナビなしでは辿り着けないレベル。
まだ午前中にも関わらず、既におじいちゃんでいっぱい。その中に混じり源泉掛け流しの超ぬる〜い湯に浸かり、マッタリとした時間を過ごす。


温泉からあがると、ちょうどお昼ごはんの時間。温泉でも食事ができたのだが、折角だから外で食べたいと思い、手グセのようにスマホでランチ検索する。車で20分ぐらいのところに蕎麦屋がある。まぁ片田舎なんで蕎麦屋はあるわなぁと思いつつ、詳細を見て行くとズバ抜けて評価点数が高い。いろんな食事系サイトを見てもどれもそうだ。よし行こうと車を走らせるが、またこの店も奥地の中の奥地にあり、ナビがあっても迷うほど。駐車場に辛うじて着くも、そこから肝心の店が見つからなくて、人に聞くほどw
蕎麦はもちろん点数通り美味く、蕎麦のわからない自分でも、香りを感じるほど上品なものだった。あー美味しかったと、帰路の車の中で、ある思いが生じた。なんかここ数年、評価点数に振り回されてるなぁと。
確かにいい温泉、いい蕎麦屋と一見良い1日を過ごせたかのようだが、これが本当に良いのかと。旅の要素が格段に少ない。


旅には失敗やアクシデントが必要なのだ。旅は人を成長させる。こんなスマホでサイト調べて、点数だけで判断してよかったよかったなんて何が面白いというのだ。自力で店を探して、直感でその店に入っていいものか判断する。そしてその店が仮に不味かったとしても、それはそれで良い経験ではないか(美味かった店よりも不味かった店の方が、思い出としての記憶が強いのは自分だけじゃないはず)。なにも知らない土地で、直感力をフルに使い冒険をすることこそ、本当に楽しい旅ではないか。スマホなんて使ってたら、その面白みは半減する。寄り道も迷子もまた楽し。失敗を恐れるな!ブツブツ…


いやいや、今回はリフレッシュが目的なんで冒険はいらない。危ない危ない。パッケージ旅行のノリでいい。旅は思い通りにならず疲れるもの。わざわざ疲れに行く必要はない。用意されたものを何も考えずに楽しむ。旅と旅行は違うのだ。そういう意味でスマホツアコンみたいなもの。


気の多い僕はリフレッシュのつもりが、いつも余計な冒険をして疲労困憊してしまう。ゆっくり休めばいいのに。気づけばリフレッシュより刺激を求めてしまう欲求は収まりそうもない。