作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

あの日に帰りたい

強いと人気がなくなるって、なんか変だなぁ。


判官贔屓って言葉がある。弱いものに同情することだ。


自分も御多分に洩れずその傾向がある。
自分は野球好きで、地元中日ドラゴンズのファンであるが、一方で昔は広島カープも気にかけてた。そう隠れカープファンであった。野球ゲームならマイチームはカープ久米宏カープファンなどなどいろんな要素があったというのもあるが、一番の理由は今と違ってなかなか勝てなかったからである。前田様や黒田様がバリバリ活躍してた頃の話である。弱いチームが強くなっていく過程はなんか応援したくなる。
じゃ今はどうか、憎っくきカープであるw
今年はドラゴンズは善戦してるとは言え、ここ数年特にマツダスタジアムで勝てなさすぎ。ここまで来ると心変わりもしてしまうのが人間ってもんだろう。憎すぎるまでの強さ。嫉妬なんだろうけど。


しかしカープファンの皆さんは、今の絶対的に強いチームをどう感じてるんだろうか?


我がドラゴンズも数年前までは、常勝軍団であった。落合政権では在任期間8年で4度のリーグ優勝、1度の日本一、Bクラス一度もなし。なのに人気は下がる一方だった。
刺激がないんだろう、勝った時の喜びが薄い。勝って当然なんだから、心に残らない。自分も当時それほど勝利にありがたみを感じてなかった。完全に奢り。まさか今の惨状になるとは…あの日に帰りたいw カープファンの皆様、気を付けて下さいね。
(そう言えば、落合監督が退任した年に出演してたテレビの優勝特番でこれからのカープは強くなるぞと発言していたが、今から思うとその先見の明に脱帽)


ドラゴンズの人気のなさにはずっと憂いてた。唯一例外が星野監督の乱闘と宇野選手のフライをおでこに当てちゃう珍プレーぐらいが全国区なもんで。とにかく地味なことが伝統なチーム。それが今年は一変した。松坂投手である。私、ちょっと舐めてました…入団した時も、正直全盛期の選手ではないため、入団することに対して別段嫌な気持ちはなかったとは言え、どこか冷めた感じで見てた。しかし入団直後のフィーバーで最初の度肝を抜かれた。スーパースターってこんなに客呼べるんだって。キャンプを見に来る客の増え方といい、グッズの売り上げといいシーズンに入る前に球団はもう元は取れたどころか、ウハウハだったろう。
そしてシーズンに入っての粘って頑張って投げてる姿にやられて、今となっちゃ普通に応援しちゃってる。
こうやって手のひらを返したようにファンになってしまった。なんか最近サッカーでもこんな感じのこと話題になってたなぁ。よく頑張ったと。まぁ自分も日本人なんでw


でも常に成績をあげてる人やチームだとこうはいかない。落合監督もそうだし、巨人とか柔道やレスリングなど勝つことが宿命の場合、負けたらボロクソに叩かれるので大変なプレッシャーでしょうね。負けても同情されない。だからこそ精神面でも強いんでしょうけど。

 

人はどうも様々な困難を乗り越え、頑張ってる姿を見ると応援してしまう。それがスポーツだとすら思ってる節もある。ただし少なくとも多少結果を出さなくては注目してもらえない。だが困難の最中に結果を出すのは簡単ではない。怪我など故障ならなおさらである。

ドラゴンズには、松坂投手以外にも浅尾投手がいる。この人気のない球団の中でも、最も全国区人気のイケメンである。爽やかな顔してエゲツない球を投げる。この人も大谷くん同様マンガみたいな人。ここ数年は豪速球も影を潜めほとんど一軍で投げれてない状況。モデルチェンジのために努力を重ねてる。是非とも一軍にあがって投げる有志を見せて欲しいもんです。彼も騒がれるに値する選手だから。もしそんなことになったら泣いちゃうでしょうね。

 

さてさて、常に勝ち続ける人間と、いい時悪い時の振り幅の大きい人間。どっちが生きる上でお得?、いや目指すべきか。

前者は常にあらゆることを注意深く想定しているので、事故のような困難以外はあまりない。常に体のために節制しているし、論理的でクール。逆に後者の方は完璧でない、別の言葉で言えばおっちょこちょいな人が多い気がする。だから困難に出会う確率があがる。でも愛嬌があるので人気がある。

この人すごいわと思われる人か、頑張れと応援してもらえる人か。

ここまで書いてみてやっぱりなんだけど、結局その人の性格でしかないので、自分に合う方を目指すべきw 苦手なことは憧れがあったとしても手を出してはいけない、辛い思いをするだけだから。

 

ちなみに僕はおっちょこちょいですw