作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

Hole in My Heart

歳をとると、人間緩くなる。特に体のありとあらゆる穴が。


独り言。あれは「ねぇねぇ、聞いて!」みたいな自己アピールなのか。昔は頭の中での独り言だったものが、いつの頃からか、無意識に口から出てる。


余計な一言。別に言わなくてもいいのに漏れる。何がいけないって、その一言が図星なこと。そりゃその相手は常々気にしてることを言われりゃカチンとくる。だから余計な一言は言わないに限る。でも寸止めは難しい。


おなら。道端などうるさい場所なら、割とお構いなくする。流石に密室ではしないが、あんなに恥ずかしくてできなかったことが、溜めると体に悪いからねと放出する。


涙。昔は悲しい映画を見た、笑いすぎたなどだったものが、ただ楽しい会話してるだけで、目がびしょびしょ。

 

 


歳と共に穴は緩んでいく。逆に硬くなる部分がある。


体の柔軟性はなくなり、筋肉は硬くなり、肩こり腰痛を発症する。
そして心も柔軟性がなくなり硬くなる。そうなると好奇心もなくなっていく。


好奇心は10代の頃はみんながやってる流行りのものには何にでも興味を持てた。それが経験を重ねるに連れ、取捨選択ができるようになり、無駄に不要なものは手を出さなくなる。これが固定観念となっていく。どうせこうだろ、みたいな。しかしその固定観念は自分の経験から醸造されたものである以上、わかったつもりの状態。決してその本質をわかってるわけでないので、なんでこんなものが流行るんだってことになる。最悪は「最近の若い奴らのことはわからん」w


心は頑なになる。変化は怖いし順応するのが面倒くさい。だから現状を守ろうとする。


人は歳をとると温厚になるなんて言われてるが、自分はそうは思わない。歳をとると自分にとってどうでもいいことには温厚になるが、自分に直接関わってくる問題に対してはものすごく敏感だし怒る。そんな時は人の意見を聞く耳すら持てない。今喫茶店でこれを書いてるが、ちょうどおじいさん2人が口論してる。1人が諭してるのに、相手はそんなキズつけるようなことを言うなと怒ってる。うるせーなーと自分はイライラしてるw

 

 


昨日大好きな温泉に浸かりながら、目の前を通り過ぎていくおじいさんのお尻の肉の垂れ具合を見ながら、今回の話のネタを思いついた次第。


歳をとって緩んでくる部分はしょうがない。受け入れるしかない。しかし硬くなっていく部分は、意識的にストレッチして柔軟にしてあげないと、同じことの繰り返ししかできない日々を送り続けることになるんだろう。でもそれを無意識的に望んでる部分もある。しかし同じことの繰り返しが、何かの変化でできなくなった時、多分途方に暮れてしまうんだろう。硬くなったものへのストレッチはキツイ。でもやっておかないと、不測の事態に対処が難しくなる。


安定が本当にいいのかわからない。確かに楽なことはいいんだけど、それがずっと続くと人間飽きてくる。天国の生活も自分の思い通りになり過ぎてつまらなくなり、人はまた下界に戻っていくという話も聞いたことがある。


いつも同じことを続ける生活には、変化を恐れるあまり心が頑なになるリスクがある。そんな心に気づいたのなら、ストレッチが必要。今まで興味があっても面倒に感じたり億劫になってたことにチャレンジしてみる。新しい刺激は辛いけど楽しい。いや痛気持ちいい。