作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

ヘイ ブルドッグ

  あなたがもし犬だったとしたら、忠犬とバカ犬どちらの人生(犬生)を送りたいです?

  こんな事を思ったのもうちのバカ犬を見てのことである。小型犬の特性なのか、まぁとにかくキレてはご主人様にマジ噛みする。言うことは聞かないし、寄っても来ない。台所の床でションベンをする。メシの支度中は吠えまくる。客が来たら突進する…
こんなどうしょうもない子でも、うちの両親から寵愛を受けている。出来の悪い子ほどかわいいのか。

  過去に見てきたバカ犬たちもみんな個性的だった。スルメが大好きすぎて体壊すまで食べ続ける、本の角っこをガリガリ噛むのが大好き(借りた本などかなりの被害が…)、なめ専(とにかく寄ってきてはなめまくる)、嬉ション、何の欲もない(散歩、メシに興味なし、ある種達観していてすごい)。

そう、バカ犬は個性的。そこがチャームポイントにもなり、しょうがないなぁという思いつつもかわいいのである。
それに比べて、人間界では先にあげたことをやろうものなら、簡単に信頼を失うことができる(ごくたまに、こういうことをかわいいと感じる器の大きい女性もいるけど。さすがに嬉ションはマズイかw)
なので人間界ではほとんどの人が忠犬を目指す。勉強をして体裁を良く見せようと頑張る。実際体裁よくしてた方が印象がいいし。人はこの体裁にわりと騙される(最近経歴詐称がバレた人とか、あそこまで自己演出ができるのは究極的にすごいなと)
しかし犬界では、忠犬は一見良さそうに見えるが、なんか可愛くないし、癒しもないし、見てても面白くないし、忠実すぎるとどこか重たさを感じる。勝手なもんだけどw まぁ犬に対しては打算がないから、冷静に判断ができているだけかもしれないが。バカ犬なんか何度同じことやっても、かわいがられるし飽きられることもない(これも人間界では通用しない、冷たい目で見られる)

  一見人間界と犬界では真逆の世界のように感じるが、共通して言えることもある。それは愛される術を知っているものは、幸せに生きられるということ。とにかく相手に脅威を感じさせない、ただ安心感や癒しを与える。僕なんか色っぽい喋り方されたらイチコロだし。こういう人ったらしであることは、共存して生きていく生物にとっては重要なスキルなんだろうな。ただこれを邪魔するのがプライドってやつ。これさえ上手くコントロールできれば快適な人生を送れるのかな。

「メシまだ〜」
「散歩連れてけ〜」
「いつもあなたのそばにいます(おしりフリフリ)」

やっぱり人間界では無理かw