作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

フール オン ザ ヒル

  なんじゃこりゃ

  松田優作の有名なセリフだけど、思わず口から出てしまった。先週末雨がシトシト降る中、趣味の山登りをしていたら、途中左手が血だらけになってるのが目に入ったからだ。しかしこんなに出血するほどの何かがあったとは思えず、痛みもない。なかなか血も止まらなかったが大したことないだろうと、また登り始めると今度はズボンの膝あたりに血が滲んでるのに気付く。何だろうと、ズボンを捲り上げると、

  なんじゃこりゃ(二回目)

  ブクブクに肥ったヒルが二匹、靴下の上から血を吸ってる。しかもこの靴下、登山用なので相当分厚いにもかかわらず、めり込むように吸ってる。さらに血が滲んでた膝の方まで捲るとやはり1匹いた。そういえば、登る前に小さなアリぐらいのヒルシャクトリムシのように全身を使ってTシャツの上を登ってるのを見つけたので、思いっきり指で弾いていた。そして僕の足で血を吸ってたヒルはナメクジの大きさ。アリがナメクジになるというのは、人がウルトラマンになるレベルじゃないか。

  結局手と足に4箇所ヒルの被害にあった。血が止まらず、衣服も血だらけである。登山が終わった後、血だらけのままドラッグストアに駆け込んで、処置するためのティッシュと絆創膏を買った。どう見えてたのかな?自分… 結局半日血が止まらなかった。

  僕はヒルについて何も知らなかった。今回血を吸われたヒルは山ヒルと言われる部類。湿度の高い環境で活発になり今回の登山みたいに雨上がりは特に襲われることが多いとのこと。またヒルは噛む瞬間に麻酔のような液体を注入するらしく、噛まれたことに気付かない。更に酷いのは、血を固まらせない液体まで注入するので出血が止まらない。そしてヒルは強引に引き剥がすと跡が残る。

  ヒルを人間界に例えると何になるのだろう。全く気付かぬままに財布をスられ、更にその財布に入ってたクレジットカードを使われてしまったような感覚。そして心に傷が残る。なんて嫌な奴だ笑

  登山始めて5年以上経つが、初めての経験だった。ヒルなんて若干想像上の生物のように思ってた。人によってはヒルに襲われてしまったが為に登山辞めてしまった人もいるんじゃないだろうか。ある意味クマよりも厄介かも。

  しかし世の中知らないことがまだまだたくさんあるんだなぁ。割と色々なことに手を出したり、情報集めたりしているんだけど。また最近よく思うのは自分で正しいと思ってたことが、実はそうでもないなぁと気付くことがある。この事はまた別の機会に書きたいなぁと考えています。