作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

孤独のメッセージ

自分のギターを診てもらっている楽器屋のおっさんが、最近のロックにはパワーを感じないとよく嘆いている。メッセージ性みたいなものがないと。

うーん、メッセージ性か。
自分音楽や芸術でメッセージ性を感じたことが正直ない。自分洋楽を好んで聴いてるが、勿論歌詞の内容が分からない。芸術なんてそもそも言葉がないし。
ただ耳や目から入ってくる抽象的な情報だけで、恍惚感やパワーを感じて好きになる。

逆に邦楽を耳にすると、言葉という意味情報が入ってくるため、どんなに音楽が好みであっても、歌詞の内容で冷めてしまうことが少なからずある。どうもメッセージ性を感じると音楽に重たさを感じて、素直に楽しめない。タモリさんも歌詞は意味がない方がいいと言っているみたいだし。音楽である以上、パッと聴いて体や心が反応することが大事に思う。

ロックというと昔は反骨心や反抗というイメージだが、最近はそうではないとは言え、その十分条件であるメッセージ性をどう考えるか。

ロックやってる人間はダンスミュージックやクラブミュージックやってる人間に比べると少なからず何かに不満や挫折を抱えてる人間が多い。忘れてパーッとやろうぜというよりは、グジグジと不満たれてる。要は暗い笑。ゴールデンボンバーでさえ、歌っている内容は暗いし。そういう人は正論つまり気に入らないことに物を申したい。なので意外と正義感の強いいい人が多い笑

と言う自分もメッセージ性はどうしても入れてしまいがち。色々と小さいことで不満がありますもので笑 流石にストレートな表現はしないけど。

聴く側からすると、ミュージシャンが書く歌詞はそのミュージシャンの性格、思想、好みなど人となりを知る情報のひとつである。その情報によって共感する事もある。また歌詞による情報はフワッしてるが故に、聴き手が勝手に解釈したり、今流行りの忖度したりする。自分がファンとして支えなければという気持ちになる。恋愛に似てますね。人を好きになるとはこういう事笑 ミュージシャンにとってはファン獲得の一つの要素であることは間違いないです。

それでも聴く側に立った時の自分としてはやっぱりメッセージ性要らないなぁ、書いてる事とやってることが矛盾してるけど。話はしたいけど聞きたくないってやつかな?、スイマセン…

他にメッセージ性があるもので思いつくところで言えば説教も嫌ですねぇ。メッセージ性があるが故に重たい。メッセージ性のないポップな説教ってないのかね。それはイジリか笑

やっぱりメッセージ性は気付かないぐらいのほうが気が利いてる。それをみんなが聴いたり歌ったりする。それを見て裏でこっそりニヤッとする。やっぱり自分暗いわ…