作詞のネタ帳

日常や社会の出来事に対して自分の心に引っかかったことを元に作詞していますが、この心の動きを公開し、また作詞のアイデアとして使う目的で始めました。書いてる歌詞の意味がバレルかも(笑)

時の過ぎ行くままに

オザケンこと小沢健二の20年ぶりにMステ出演が話題になってた。20年経ってこれだけ注目される人も珍しい。

自分天邪鬼でいつもリアルタイムでは興味示さず後から好きになるタイプなので(ホント悪いところです)、人気がピークの頃はあまり知らないんだけど、作詞作曲能力の高い人だなと、近年ずっと気になる人ではありました。

それにしても20年ってすごい。年の若い人ほどすごい数字に見えるでしょうね。でも本人にとってはそんなになのかもしれない、少し久しぶりかなみたいな。
しかし20年以上前のキレッキレなオザケンをVTRで見せられて、今の物腰の柔らかい感じを見ると、人間変わるんだなと。
新曲の「流動体について」の歌詞やテレビでの対談でも間違いに気付くことについて話してたから、随分印象が違う。昔は俺間違わないからってオーラが出てたから笑

時間はみんなに平等と言われる。
しかし人によって時間の使い方はそれぞれ。
ある人は時間が足りないといって、寝る間を惜しんで働いてる、もしくは働かされてる。
ある人はヒマだから時間を潰すためにお金を使っている。
ある人は時間の流れに抗うことなく、感性の赴くままにゆっくりと過ごしている。

時間の過ごし方で、考え方も違ってくるだろう。時間の使い方を変えれば間違いに気付かされることもあるだろう。

忙しくしてても、ゆったりとしてても、過ぎ行く時間は同じ。でも体感は全然違う。
相対性理論とは逆で、忙しく走ってる人の時間は速く進み、のんびりしてる人の時間はゆっくりである。

厳密に言わなければ地球にいる以上、時間は絶対的であるのに、感じ方は非常に相対的。

短い寿命で駆け足で駆け抜けるか、長い寿命でのんびりと歩むか。
どちらが幸せとも言えない。

ただ久しぶりに見たオザケンが20年前より素敵に見えたのは、彼の変化のせいなのか、それとも自分の変化のせいなのかはわからないけど、歳を重ねるって悪くないと思える出来事でした。